国内ミステリー『死神刑事』大倉崇裕氏/無罪判決の再捜査をするのはいっぷう変わった男 大倉崇裕の『死神刑事(デカ)』を紹介する。「警部補 儀籐堅忍」という階級と名前だけ記された名刺を渡し、「警視庁の方から来ました」と毎回のように言うのだ。そのいっぷう変わった男が、無罪判決が下された事件の再捜査をするという内容である。 2018.10.29国内ミステリー小説
海外ミステリー【ブラック・スクリーム】リンカーン・ライムシリーズ13作目! 今回は、ジェフリー・ディーヴァーの『ブラック・スクリーム』を紹介していく。成人男性ひとりが、べつの成人男性ひとりに路上で拉致される。それを目撃していたのは、9歳の女の子だけだった。子供ひとりの証言では頼りないが、犯人が名刺代わりに首吊り縄を置いていったことから、ライムたちは犯人を追うことになる。 2019.10.12海外ミステリー
おすすめ作品【新宿鮫シリーズ以外の文庫本】大沢在昌氏のおすすめ9作品! 今回は、大沢在昌氏の「新宿鮫シリーズ」だけを読んだ人や、大沢在昌氏のことをなにかで知ったが、どの作品を手にしたらいいのかわならない人に向けて書いたのである。そして、大沢氏のハードボイルド小説を堪能するために、すこしでも参考になればうれしい。 2018.10.23おすすめ作品
国内ミステリー【二千回の殺人】石持浅海氏/ショッピングモールの館内は死屍累々! 石持浅海氏の『二千回の殺人』は、『凪の司祭』を改題し、文庫化された作品である。コンゲームものが好きであれば、楽しむことができるだろう。ひとりの女性が、二千人を殺害しなければならない理由とは……。この『二千回の殺人』という作品は、傑作ミステリー小説なのである。 2018.10.20国内ミステリー小説
国内ミステリー【人間狩り】第38回横溝正史ミステリ大賞(優秀賞)受賞作! 犬塚理人氏の『人間狩り』の帯には、「有栖川有栖氏推薦!」と書かれている。ほかにも「私刑を下そうとする〈自警団〉――」という文言があり、それらをを見たわたしは、迷わずに購入したのだ。14歳の少年が少女を殺害し、眼球を少女の親に送りつけた。それは20年まえの事件だった。 2018.10.17国内ミステリー小説
国内ミステリー【沈黙のパレード】東野圭吾氏のガリレオシリーズ9作目! 『沈黙のパレード』は「これぞ東野圭吾氏だ」という作品である。東野圭吾氏の初期のころの作品は読んでいたが、作風がかわってしまったために読まなくなった。そのような人たちにもおすすめできる作品であり、ミステリー小説のおもしろさを再確認できるはずである。 2018.10.15国内ミステリー小説
国内ミステリー五十嵐貴久氏の【PIT特殊心理捜査班・水無月玲】捜査に必要なものは? 今回は、五十嵐貴久氏の『PIT特殊心理捜査班・水無月玲』という傑作を紹介したいと思う。上野駅(うえの)のコインロッカーで十一個の肉塊が発見されたのが、V事件の始まりだった。殺害した女性を解体し、それぞれのパーツをコインロッカーに並べて配置するという異常な猟奇殺人だ。 2018.10.14国内ミステリー小説
国内ミステリー西澤保彦氏の『幽霊たち』犯行の動機はあいつに訊け! 『超絶の本格ミステリ!』という帯の文言は、偽りはないのか⁉読んでみて確かめてみたのである……。しかし巻頭の家系図を見たとき、いやな予感が……。それは、的中してしまったのかもしれない。 2018.10.13国内ミステリー小説
海外ミステリー【監禁面接】ピエール・ルメートル氏の快作!クズ男は再就職できるのか ピエール・ルメートル氏の新作である、『監禁面接』のあらすじと感想を書いていこうと思う。ミステリー小説が好きな人であれば、ピエール・ルメートル氏のことは知っているだろう。『死のドレスを花婿に』や『その女アレックス』などの作品は有名なので、読んだことがある人は多いはずだ。 2018.10.08海外ミステリー
国内ミステリー【池袋ウエストゲートパークⅩⅣ】石田衣良氏の『七つの試練』短編集 池袋ウエストゲートパークシリーズ14作目の『七つの試練』について書いていく。そのまえにシリーズのことを調べてみたのだが、1作目の池袋ウエストゲートパークが連続ドラマ化されたのは、2000年の4月のことらしい。出演者はTOKIOの長瀬智也氏、窪塚洋介氏、加藤あい氏などである。 2018.10.07国内ミステリー