小説ピエール・ルメートル氏の【炎の色】『天国でまた会おう』三部作の第2弾! ピエール・ルメートル氏の『炎の色』は、『天国でまた会おう(上・下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)』の続編である。ストーリーは独立しているため、前作を未読だったとしても楽しむことはできるだろう。しかしより楽しむために、前作を読んでおくことをおすすめする。 2018.11.30小説
国内ミステリー長岡弘樹氏の『救済 SAVE』は、ミスリードがうますぎて驚愕! 『教場』や『傍聞き』の著者である、長岡弘樹氏の『救済 SAVE』は6篇が収録されていて、どの作品も及第点を超えている。張りめぐらされた伏線にミスリードされ、予想できない結末におどろかされることだろう。『最高のミステリ集』という帯の文言は…… 2018.11.25国内ミステリー小説
おすすめ作品【2018年海外ミステリー文庫本】年内に読んでおきたい17作品 12月の中旬までに、各賞のランキングが出そろう。発表されるのを心待ちにしている人や、「そんなものには興味がねぇやい」という人もいることだろう。わたしは、上位の作品はなんだろうかと頭をめぐらせている。そこで、上位に入りそうな海外ミステリーの文庫本を紹介していく。 2019.11.01おすすめ作品
おすすめ作品【葉村晶シリーズ】錆びた滑車までの順番とあらすじ 若竹七海の『葉村晶シリーズ』は、年末のミステリーランキングの上位を総なめにし、2018年の今年も『錆びた滑車』が出版され、まちがいなくランキングの上位を獲得するだろう。『錆びた滑車』から読んでも楽しめるが、おもしろさを最大限に引きだすために、順番どおりに読むことを強くおすすめする。 2019.02.20おすすめ作品
国内ミステリー【フーガはユーガ】伊坂幸太郎氏の1年ぶりの作品は、双子の物語…… 伊坂幸太郎の『フーガはユーガ』は、1年ぶりの新作である。張りめぐらされた伏線をさいごに回収していく、「さすが!伊坂氏」という作品だったため、わたしは小躍りしてしまった。そんな『フーガはユーガ』のあらすじと感想を書いていく。 2018.11.14国内ミステリー小説
海外ミステリー【悪しき狼】刑事オリヴァー&ピア・シリーズ6作目!順番とあらすじ 今回は、ドイツミステリーの女王と呼ばれているネレ・ノイハウス氏の「刑事オリヴァー&ピア」シリーズを紹介していく。3作目の『深い疵』という作品でネレ・ノイハウス氏のことを知った人は多いだろう。翻訳出版された順番とシリーズ順が異なるので注意してほしい。 2018.11.12海外ミステリー
国内ミステリー【スマホを落としただけなのに】の第2弾!『囚われの殺人鬼』が良作 映画化された(2018年11月2日公開)『スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)』の第二弾、志賀晃氏の『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)』が出版されたので紹介する。 2019.08.29国内ミステリー
国内ミステリー【ヘブン】待望の『キングダム』の続編!暴力団への復讐を企てる傑作 新野剛志の『ヘブン』は、『キングダム (幻冬舎文庫)』の続編である。多摩川の河川敷で現役暴走族と乱闘事件を起こした結果、相手のひとりを殺害してしまった。それから4年後を描いたのが本作の『ヘブン』で、タイに逃亡していた真嶋が暴力団への復讐のために、東京の覚醒剤ビジネスを暴力団から奪いとることを企てる。 2018.11.05国内ミステリー小説
国内ミステリー【崖の上で踊る】復習譚からのクローズドサークル!そして犯人の目的は? 石持浅海氏の『崖の上で踊る』の冒頭は、下記のとおりである。笛木雅也(ふえき まさや)の死体は、浴槽に放置した。 湯に浸かっていながら肌は青白く、対照的に溜められた湯は真っ赤に染まっている。血液が体内から湯に移動したことがはっきりわかる光景だった。 2018.11.03国内ミステリー
国内ミステリー所轄魂シリーズの順番/『最終標的/5作目』のあらすじと感想を添えて 所轄魂シリーズは笹本稜平氏の警察小説で、所轄署の現場の刑事である父は警部補、その息子はキャリア警官で警視という、父子が活躍する物語である。その大人気シリーズの順番と、5作目である『最終標的』のあらすじと感想を書いていこうと思う。きっと、良書なので読みたくなるだろう。 2019.06.02国内ミステリー