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【グロい】白井智之氏は鬼才!おそろしいほどの才能が炸裂

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今回は白井しらい智之ともゆき氏の作品を紹介していきたいと思う。

白井智之氏は、第34回横溝正史ミステリ大賞の最終候補作となり、有栖川有栖氏、道尾秀介氏の推薦をうけてデビューする。

2作目の作品では、綾辻行人氏から「鬼畜系特殊設定パズラー」の称号を授けられた。

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1.人間の顔は食べづらい

人間以外の動物がウィルスによって死滅した。その結果、人のクローンを食することが是となった日本で、その法案の反対派議員が殺害された。それが端を発し、隠された陰謀が明らかになるという展開である。

クローンを食料へと解体していく場面はグロテスクなので、そのような描写が苦手な人にはつらいだろう。

それと、テンポの悪さが欠点だ。だが、そのふたつを我慢して読みすすめたとき、予想外の結末におどろかされることだろう。

「お客さんに届くのは『首なし死体』ってわけ」。安全な食料の確保のため、“食用クローン人間”が育てられている日本。クローン施設で働く和志は、育てた人間の首を切り落として発送する業務に就いていた。ある日、首なしで出荷したはずのクローン人間の商品ケースから、生首が発見される事件が起きて―。異形の世界で展開される、ロジカルな推理劇の行方は!?横溝賞史上最大の“問題作”、禁断の文庫化!

2.東京結合人間

このぶっ飛んだ設定を楽しんでほしい。すばらしいとしか言いようがない。白井智之氏は鬼才である。

全身に“脳瘤”と呼ばれる“顔”が発症する奇病“人瘤病”が蔓延した日本。人瘤病患者は「間引かれる人」を意味する「人間」という蔑称で呼ばれ、その処遇は日本全土で大きな問題となっていた。そんな中、かつて人瘤病の感染爆発が起きた海晴市で、殺人事件が起きる。墓地の管理施設で人瘤病患者の顔が潰され、地下室では少女が全身を殴打され殺されていたのだ。容疑者は4人の中学生。さらに、事件の真相を見抜いた男は、逆上した容疑者のひとりに突き飛ばされ、机の角で頭を打って死亡してしまった…かと思いきや、死んだはずの男の身体に発症した、いくつもの“顔”が喋り始め―。同じ手がかりから組み上げられる幾通りもの推理の先に、予想を超える真相が待つ。唯一無二の本格推理。

3.おやすみ人面瘡

スタートからグロい。そして2作目よりは控えめだが、最後までグロい。張りめぐらされた伏線と、よくできたストーリーに感動するだろう。

2019年09月21日文庫化のため、リンクを追加。
下のリンクは、
上→単行本
下→文庫
となっている。

全身に“脳瘤”と呼ばれる“顔”が発症する奇病“人瘤病”が蔓延した日本。人瘤病患者は「間引かれる人」を意味する「人間」という蔑称で呼ばれ、その処遇は日本全土で大きな問題となっていた。そんな中、かつて人瘤病の感染爆発が起きた海晴市で、殺人事件が起きる。墓地の管理施設で人瘤病患者の顔が潰され、地下室では少女が全身を殴打され殺されていたのだ。容疑者は4人の中学生。さらに、事件の真相を見抜いた男は、逆上した容疑者のひとりに突き飛ばされ、机の角で頭を打って死亡してしまった…かと思いきや、死んだはずの男の身体に発症した、いくつもの“顔”が喋り始め―。同じ手がかりから組み上げられる幾通りもの推理の先に、予想を超える真相が待つ。唯一無二の本格推理。

4.謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

白井氏の『首無館の殺人』という作品が収録されている。グロさは健在なので、グロいのが好きな人にはおすすめである。

5.少女を殺す100の方法

短編集である。共通のテーマは、14歳の少女たちが残酷に殺されることだ。残酷で鬼畜な内容だが、謎は鮮やかに解きあかされる。エログロであるため、読む人を選ぶだろう。

とある名門女子中学校。ある日、二年A組の担任・ススワタリが血相を変えて校長室に飛び込んできた。鍵のかかった教室で、生徒20人が死体で見つかったのだ。教頭のクサカベは学校に都合よく真相を偽装するため、警察よりも先に犯人を捕らえようと目論む。同級生20人を皆殺しにした犯人は誰なのか?事件は思いもよらない方向へ転がっていく。(少女教室)学園、ホラー、メタミス、エログロ、SF。少女20人の死をテーマに紡がれる、5つの本格ミステリ。

6.お前の彼女は二階で茹で死に

いまのところ(2019年10月2日時点)の、白井智之氏の最高傑作である。多重解決ものを好む人にはかなりおすすめしたい作品だ。未読の人は、すぐに手にとってみるといいだろう。

以下の記事でも紹介しているので、ついでに読んでいただければうれしいのである。

【2019年上半期】国内ミステリーの面白くて面白くてふるえる17選‼
1週間ほど経過すると、2019年の8月になる。わたしが嫌いな夏は、冷房で部屋をキンキンにひやして読書をしたいものである。そんなわけでおもしろくておもしろくてふるえる『2019年上半期の国内ミステリー(2018年11、12月分を含む)』17選を紹介する。

高級住宅地ミズミズ台で発生した乳児殺害事件。被害者の赤ん坊は自宅の巨大水槽内で全身を肉食性のミズミミズに食い荒らされていた。真相を追う警察は、身体がミミズそっくりになる遺伝子疾患を持つ青年・ノエルにたどりつく。この男がかつて起こした連続婦女暴行事件を手がかりに、突き止められた驚くべき「犯人」とは…!?鬼才が放つ怒涛の多重解決×本格ミステリ!

6.平成ストライク

白井氏の「ラビットボールの切断」という作品が収録されている。ぶっ飛んだ内容なので楽しめるだろう。「よくもまあ、こんな話を思いついたものだ」と感心するのではないだろうか……。

激動の昭和が終わり、バブル経済の熱冷め止まぬうちに始まった平成。福知山線脱線事故、炎上、児童虐待、渋谷系、差別問題、新宗教、消費税、ネット冤罪、東日本大震災―平成の時代に起こった様々な事件・事象を、九人のミステリー作家が各々のテーマで紡ぐトリビュート小説集。

7.そして誰も死ななかった

今までの作品と比較すると、明らかにグロさを控えめにしている。そのため、ミステリー好きであれば、絶対に読んだほうがいい作品に仕上がっている。

詳しくは下の記事に書いてあるので、参考にしていただければ幸いである。

『そして誰も死ななかった』〜絶海の孤島に招待された5人の男女は殺されていく?
今回は、『そして誰も死ななかった』を紹介する。ミステリー好きであれば、タイトルを見ただけで手にとりたくなってしまうことだろう。今までの作品と比較すると、グロさは控えめになっているので、多くの人に読んでほしい作品なのである。ということで、あらすじと感想を書いていく。

さいごに

鬼才である白井智之氏の作品を読了したとき、読者はきっと白井氏を崇拝することになるだろう。すばらしい作品ばかりなのでおすすめである。

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